うたまるちゃんの成長記
おはぎ ぼたん
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■ぼたん似の息子

うたまるは2兄&1姉の末っ子です。
他の仔猫たちとは1時間遅れで生まれてきたせいか成長が遅くて表向きはそれを理由に残しました。 でも本当は、ぼたんによく似ている所や体のタビーの綺麗さが選んだ理由でした。 そして、ぼたんママの愛情を一心に受けて育ちました。 ところが、ぼたんママまかせにしてしまったせいか乳離れが遅くママ
ベッタリの甘えん坊に育ってしまったの。 その時の愛称が「冬彦ちゃん」。
でも、優しい子でむやみに噛んだり引っ掻いたりしないイイ子です。 遊び相手は、今も変わらずぼたんママ。遊び方は追いかけっこ専門。 ドッドッド…ドッドッド…と互いに追いかけ合ってこれ又ウルサイ。エンジンのかかり方は悪いけれど、ぼたんの息子だけあって ノリ始めるとしつこいやら激しいやら。待ち伏せして、わざわざ台の上から飛び掛ったりするから、さすがのぼたんにも相手にされず 残されたうたまるは「アーアー」 鳴いている。かわいそうなのでマーケットの袋をガサガサさせながら追いかけ回すのが私の日課になってしまった。

疲れた。いつになったら静かな一日が過ごせるのだろう・・・


 

■毛玉との戦い

生まれつき胃の調子がよくない上に毛玉がうまく吐けないうたまるは 鳴いて訴えて来るのです。「トイレしたいのに気持ち悪いよー」って。 大体朝方が多いのですが、トイレの場所から未消化のゲッが続いていて、その朝も私の寝ている場所に来るなり 多量のゲッをまき散らしてくれました。 神経質で気の弱ーい
うたまるは、そのショックで夫の仕事部屋に逃げ込みソファの下で小さくなっていました。でも一番可愛そうなのは私。 その日はベットを猫たちに占領されてしまったのでフローリングの床にマットレスをひいて直に寝ていたその横にやられたのですから、 思わず飛び起きてしまいました。 肝心の毛玉ですが…、
トイレの枠の端に少量張り付いていました。じゃぁ、このゲッは何? ブツブツ言って掃除をしているとおはぎがトイレが汚いと振り返りながら訴えていました。
コレばっかり…。m(_ _)m

本当に人使いの荒い猫たちです・・・


 

■ママは正義の味方!

まだ小さかったうたまるが初めて経験した話です。。
うたまるがベランダに出る窓から外を眺めていたら、突然目の前に大きな白い猫が現れたのです。 網戸ごしにとはいえうたまるは蛇に睨まれた蛙みたいに固まっていました。 勇敢にもお萩ちゃんがうたまるの前に立ちはざかり、その白い猫を威嚇して追っ払いました。 その途端呪縛から解放されたようにうたまるは、猫扉をくぐり階下に下りて行きました。 しばらくすると、猫扉からぼたんが顔を出し続いてうたまるが戻って来たのです。 白い猫はおはぎが追い払ったのでその場所にはもういませんでした。 それでもぼたんは真っ直ぐ網戸に近づき、大きく左右を見回し後ろから恐る恐るのぞきこんでいるうたまるに文句を言っているように見えました。 「どこにいるの?いないじゃないの、たく…」と大きなため息をついて猫扉をくぐりぼたんは階下に下りて行ってしまいました。 うたまるは「いたのに」と恐る恐る確かめていたのですが、慌ててぼたんママの後を追いかけるように階下へ行ってしまいました。 それにしてもどうやってぼたんを呼んで来れたのだろう。 階下で仕事をしていた夫にその様子を聞いてみると声も上げずに呼びに来たよって。 今もその関係はあまり変わっていない。

目の前で起った事なのに、私はずーと蚊帳の外だった・・・


 

■うたまるの復讐

20世紀最後の12月はうたまるにとって御難続きでした。
まるで厄年のように一週間に1回〜2回、病院の門をくぐりました。
赤い背負いバックを用意して夫と連携プレイで捕まえて、バックに閉じ込め、
鳴き騒いでいるうたまるをマウンテンバイクに乗った夫に背負わせ見送るまでの共同作業。 そんなある日のことです。 仕事から帰った私を迎えてくれたのは、なんともいえない異様な匂い! 猫トイレかと思いすぐにお掃除をしたのになかなか消えない…。 何の匂いでどこから匂うのか匂いの元を夫と手分けをして探してみてもわからない。 あきらめてアロマオイルを取り出すためにクローゼットを開けた途端、原因を見つけました。 クローゼットには赤いバックが入っているのですがそれをめがけるようにオシッコをかけた痕跡が。
おかげでクローゼットの中はその匂いで充満していました。

ああ、真夜中の大掃除のはじまりはじまり・・・m(_ _)m

病院にしばらく通院するようになって赤い色に敏感に反応をするようになりました。一番、敏感に反応するのが、買物用の私の赤いジャンパー。
スゴイ!質感までわかるなんて…親ばかでした。


 

■うた時計

この頃おしゃべりサンになりました。と言っても声はか細く一言二言ですが。
でも、今までのうたまると比べると数段に違っていて、 ちゃんと答えてあげると嬉しそうにおしゃべりをしてきます。 ん!視線を感じて後ろを振り返ると、いつのまにかうたまるが…。ハイハイ、ご飯の時間ね・・・。

お仕事のある日は毎朝7時起床なのにそういう日に限ってうたまるは6時半に起こしにくるのです。 朝の30分というのは貴重ですよね。特に私のように夜ざっぱり人間は、ギリギリまで寝ていたいのに。 それをうたまるは、ちっともわかってくれないのです。 いつも以上に強引で、なかなか起きない私の口の上に
前足をおいて、毛むくじゃらの手と肉球でフニフニと…。
可愛いんだけど、いい加減、朝だけは勘弁して欲しいわぁ〜。

あと20分、15分でもいいから寝かせて・・・


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